アウトランダー中古PHEVの相場と選び方|価格・評価を徹底解説

- アウトランダーPHEVは2013年1月に登場し、2021年12月16日に新型が発売された。
- 中古車価格帯は媒体によって幅があり、グーネットでは42.6万〜1151.2万円で掲載されている。
- 価格.comでは2013年モデルが43万〜358万円、2021年モデルが324万〜562万円。
- 車買取EXの中古車平均価格は176.4万円。
- 2023年式には三菱認定中古車保証(3年走行距離無制限)が付く例がある。
アウトランダー中古 phevの結論

中古のアウトランダーPHEVは、予算と「電気で何キロ走りたいか」で狙う年式を決めるのが正解です。
安く買うなら2013年〜2020年の初代後期、バッテリーの持ちと航続を重視するなら2021年以降の新型。ここがいちばん大きな分かれ道だと私は考えています。
価格.comの掲載では、2013年モデルの中古車価格帯が43万〜358万円、2021年モデルが324万〜562万円です。世代でこれだけ離れているのは、PHEV特有の駆動用バッテリー劣化が価格に直結するからです。
三菱 アウトランダーPHEV(全国)の中古車
全国の中古車流通量は、グーネット掲載で729台という規模感です。

アウトランダーPHEVは2013年1月に登場したSUVタイプのプラグインハイブリッド車です。コンセントから充電して電気で走り、電気を使い切るとエンジンで発電・走行する仕組みを持ちます。
2021年12月16日に発売された新型では世代が切り替わりました。中古市場では「初代後期」と「新型」が混在して並んでいるので、見た目だけでなく初度登録年で世代を見分けるのが実務的です。
ガリバーでは、2021年12月以降のモデルを49万〜646万円、2013年1月〜2021年12月のモデルを37万〜472万円と案内しています。同じ車名でも世代で価格の天井が変わる点に注意してください。
価格相場情報
中古相場のざっくりした目安は、平均で176.4万円、買取相場で72万〜323万円です。
これは車買取EXが掲載している数字です。買取相場なので、店頭での販売価格はこれより上に乗ると考えてください。
| 媒体・出典 | 対象 | 価格帯/参考値 |
|---|---|---|
| グーネット(全体) | 中古車729台 | 42.6万〜1151.2万円 |
| グーネット(2023年式) | 2023年式748台 | 36.8万〜634.9万円 |
| 価格.com | 2013年モデル | 43万〜358万円 |
| 価格.com | 2021年モデル | 324万〜562万円 |
| 車買取EX | 中古車平均価格 | 176.4万円 |
| 車買取EX | 買取相場 | 72万〜323万円 |
| カタログ(2023年2月) | 中古車価格帯 | 278万〜619万円 |
正直に言うと、これだけ幅があると「相場」という一言で語るのは無理があります。私が見るときは、まず年式で世代を固定し、その上で走行距離・装備・バッテリー状態の3点で個体ごとに値踏みします。
参考までに、カーセンサーの掲載例では支払総額362.6万円・本体価格344.9万円という2023年式の事例があります。本体と支払総額の差が諸費用です。総額表示で比べる癖をつけると損をしません。
みんなの評価

アウトランダーPHEVは「電気で静かに走れる4WD SUV」という点が中古でも支持されています。
これは個人的な実感も含めての話ですが、AC100Vや1500Wの電源を積んだグレードはアウトドアや非常用電源としての需要が強く、装備の有無で人気が割れます。仕入れの現場でも、電源・全方位カメラ・レーダークルーズが付いた個体は問い合わせが早い印象です。
一方で、評価が割れるのはバッテリーです。初代後期では充電容量が落ちた個体があり、グーネットの掲載でも「充電容量65パーセント」と明記された2.0Gナビパッケージの事例があります。電気走行に期待して買うなら、この数字を必ず確認してほしい。
燃費・カタログ情報
2023年2月のカタログでは、アウトランダーPHEV Gの新車価格は527万円です。

同じカタログでは中古車価格帯が278万〜619万円と掲載されています。新車527万円のグレードでも、上の中古には619万円という新車超えの値付けがある。これは登録済未使用車や希少装備の個体が混ざるためで、PHEVの中古ではよくある現象です。
私の見方として、新車価格を一つの物差しにすると割高な個体を見抜きやすくなります。新車527万円に対して中古で500万円超なら、装備と年式で本当に見合うのかを冷静に計算したほうがいい。
アウトランダーPHEV 2.4 G プラスパッケージ 4WD 衝突被害軽減ブレーキ 純正ナビゲーション Bluetooth フルセグテレビ 全方位カメラ レーダークルーズコントロール ETC ドライブレコーダー ハーフレザーシート パワーバックドア スマートキー
このグレードは「装備フル盛りで価格と装備のバランスが取りやすい」中古の有力候補です。
2.4 Gプラスパッケージは安全装備と快適装備がひと通りそろう構成です。衝突被害軽減ブレーキ、全方位カメラ、レーダークルーズ、パワーバックドアまで入っているので、追加で社外品を足す必要が少ない。中古で買ってすぐ使える完成度の高さが魅力です。
2.4はエンジン排気量が大きい新型寄りの世代で、価格.comの2021年モデル帯(324万〜562万円)に重なる個体が多くなります。予算の中心はここだと考えてください。
アウトランダーPHEV 2.4 G 4WD 9インチナビ 全周囲カメラ ブラインドスポットモニター レーダークルーズコントロール パワーバックドア シートヒーター ステアリングヒーター ETC LEDヘッドライト

こちらはブラインドスポットモニターと9インチナビが付く、視界と安全の装備が厚い個体です。
ブラインドスポットモニター(斜め後ろの死角を知らせる機能)は、車線変更が多い人ほど効いてきます。ステアリングヒーターやシートヒーターも揃うので、寒冷地で使うなら相性がいい。
前のグレードとの違いは「ハーフレザーの有無」程度の差に収まることが多く、内装の好みで選んで問題ありません。私なら走行距離とバッテリー状態が良いほうを優先します。
アウトランダーPHEV 2.0 G ナビパッケージ 4WD 充電容量65パーセント 純正ナビ
これは「充電容量65パーセント」と明記された、価格優先で狙う初代後期の個体です。

正直に言うと、私はこのタイプを電気走行目当ての人には積極的には勧めません。充電容量が65%まで落ちているということは、満充電でも電気で走れる距離が新車時より短くなっているからです。
ただし、用途がハマれば良い買い物になります。普段はエンジン主体で乗り、バッテリーは補助でいい、とにかく本体を安く買いたい、という人には合います。容量が明記されている点はむしろ誠実な掲載で、判断材料になるので評価できます。
アウトランダーPHEV 2.0 G ナビパッケージ 4WD ステアリングヒーター ETC SDナビ シートヒーター オートライト フォグライト パワーバックドア 純正フロアマット 純正アルミホイール
純正装備で素直にまとまった、初代後期の標準的な中古車です。
純正フロアマットや純正アルミが残っている個体は、前オーナーが丁寧に乗っていたサインのことが多い。査定の現場でも、純正品が揃っている車は内外装の状態も良い傾向がありました。
2.0世代なので価格.comの2013年モデル帯(43万〜358万円)に重なります。装備のわりに価格が抑えやすく、最初のPHEVとして試すには手堅い選択です。
アウトランダーPHEV 2.0 G セーフティパッケージ 4WD ワンオーナー/全周囲カメラ/シートヒーター/レーダークルーズ/パドルシフト/レーンキープ/衝突軽減/ステアリングヒーター/ステアリングスイッチ/AC100V/パワーシート/CD・DVD再生

ワンオーナーで安全装備がそろい、AC100V電源も付く実用度の高い1台です。
ワンオーナー車は整備履歴を追いやすく、私が仕入れで好んだ条件のひとつです。前の持ち主が一人なら、車の素性が読める。
セーフティパッケージはレーンキープや衝突軽減まで含むので、長距離を走る人に向きます。AC100V電源はキャンプや停電時にも使えて、ここを目当てに探す人も多い装備です。
アウトランダーPHEV 2.0 G ナビパッケージ 4WD 純正Bluetooth付フルセグナビ 1500wh電源付 衝突軽減ブレーキ ETC プッシュスタート オートライト 電動パーキングブレーキ ハンドルヒーター 前席シートヒーター パドルシフト 電動テールゲート
1500Wクラスの電源を備えた、災害・アウトドア需要に強い個体です。

この「電源として使える」点こそ、アウトランダーPHEVが中古でも値崩れしにくい理由のひとつだと私は見ています。家電を動かせるコンセントを車に積んでいると考えれば、非常時の安心感が違う。
装備はナビ・ETC・電動テールゲート・両席シートヒーターまで一通り。初代後期のなかでは満足度が高く、電源目当てなら第一候補にしていい構成です。
よくある質問
購入前に私が現場でよく聞かれた質問を、出典の数字を添えてまとめます。
よくある質問
最後に一言だけ。アウトランダーPHEVの中古は、価格よりバッテリー状態で当たり外れが決まります。気になる個体があれば、充電容量と保証の有無をその場で確認してください。それだけで失敗の大半は防げます。
